2010年4月の相模原市の政令指定都市への移行にともなって相模原市北部にあった津久井という地名が消滅した。
もともと現在の相模原市北部は、津久井郡として城山町・津久井町・相模湖町・藤野町の4町で構成されていたが2006年に津久井町・相模湖町が相模原市へ編入、翌2007年に城山町と藤野町が相模原市へ編入したため、地名としての津久井は旧津久井郡津久井町地区が相模原市津久井町となり、津久井町のみが残っていた。しかし、この津久井町という地名も2010年の政令市への移行で区制となりこれまでの住所表記が相模原市津久井町△△△だったところは相模原市緑区△△△となり、住所から津久井の文字は完全に消滅してしまった。
そんな津久井の名前の由来は、同じ神奈川県の横須賀の津久井氏が鎌倉時代に相模原の津久井に移り住んで地名になったらしい。ちなみにこの津久井氏は同じ神奈川県横須賀市の津久井の地名の由来にもなっているのだとか。