普段取り扱っている文具メーカーカタログを見ていると、会社のロゴマークの誕生秘話が載っているメーカーがあることに気付き、ジッと読んでしまったりします。

今回は、「なるほどな~」と感じた3つのメーカーを紹介します。

先ずは、アラビック糊やチューブタイプのでんぷんのりで有名なヤマト株式会社。

ヤマト株式会社のロゴ・・・矢が的に当たっています

ヤマト株式会社のロゴ・・・矢が的に当たっています

「ヤマト」と言う名前は、日本一の糊メーカーにしたい、という意味から、日本の別名「大和」

と命名したそうです。

商品に印刷されたシンボルマークは矢が的に当たる矢的(ヤマト)という意味で、矢が的に当たるように商売が「当たりますように」と、願いが込められているんです。

次は、油性マーカーのマッキーや、シャープペンシル デルガードで有名なゼブラ株式会社。

「ゼブラ」とはシマウマの事ですよね。

シマウマのように全社員が、固く団結し、文化の向上・発展に欠かせない筆記具製造に邁進することを願い、商標をシマウマ(ゼブラ)と定めたそうです。

ゼブラ株式会社・・・確かに後ろを見ています

ゼブラ株式会社・・・確かに後ろを見ています

商標のシマウマ(ゼブラ)が後ろを向いているのは、温故知新(故きを温ねて新しきを知る)を意味していて、人の和の力と温故知新の精神がゼブラを支える2本の柱となっている。とのこと。

最後は、オルファ株式会社。

こちらは、メーカー名が「オルファ」(OLFA)ということから、海外メーカーだと思われている方が多いようですが、大阪に本社があるカッターのメーカーです。

なぜ、「オルファ」という名前なのかと言うと、初代の社長 岡田良男氏が、1956年に「折る刃式のカッターナイフを創案して、「折る刃」→「おるは」→「オルファ」となったのだそうです。

会社のロゴマーク自体が替刃に見えるように工夫されてます

会社のロゴマーク自体が替刃に見えるように工夫されてます

確かにマークを見てみると、よく見るカッターナイフのように刃を折る折れ線の付いた替刃のようですね?

今回は3つのメーカーのロゴマークについて紹介しましたが、どの会社も、様々な思いや願いなどが込められた、意味のあるデザインのようです。

他にもどんなロゴマークのメーカーがあるのか探してみると、面白い発見があるかもしれませんね~

私も、時間を見て他の文具メーカーのロゴマーク、調べてみようと思います。

(金子恒弘)