【数学】(すうがく)

定規に溝があるのは何の為?

定規には溝が彫られている物がありますが、溝の使い方を知らない方に
文具屋さんの豆知識をお教えいたします。
一般的に定規は、鉛筆やペンを定規に直接当てて線を引きますが
ペンで線を引くと、定規と紙の間にインキがしみこむ事がありますね。
それを防ぐために、ペンと一緒にスライダーと呼ばれるガラス製の棒を、
箸を持つように握り、スライダーを溝に当ててペンと一緒に滑らせると
定規にペンを触れさせずに、きれいに直線を引くことが出来ますよ。
こちらの方法を使うと筆でも、直線が引くことができます。

物差しの歴史
物差しを使って物の長さを測るようになったのは、古代エジプト時代
からだと云われています。当時の長さの単位は現在のセンチやインチと違い、
物や人体の一部を一つの単位として長さを測っていたそうです。
例えば物では大麦、棒、網などに置き換え、人体では指、10本の指、
前腕などを一つの単位として測ったとされています。

日本で出土した最古の物差しは、奈良県明日香村石神遺跡(飛鳥時代)で
7世紀後半のものと見られる定規が2003年11月20日に出土しました。
定規は途中で折れており、長さ10cm、幅2,7cmで側面の刻み目を
使って印をつけ、筆やへらで線を引いたそうです。

(笹井 省吾)